出っ口矯正(ASO)を理解する
出っ口の医学用語は歯槽骨前突症で、歯茎の骨が前方に突出しているという意味です。歯茎が突出して見える場合は、歯槽骨自体が前方に突出している場合と、笑うときに上唇が過度に動くことで歯茎が露出する場合とに分けられます。口元が突出していると、実際の感情とは異なり不満げに見えたり怒っているように誤解されやすいと感じる方もいらっしゃいます。
本記事では、出っ口矯正術(ASO)の進め方とガミースマイル(歯茎露出症)の矯正方法についてまとめました。診療の背景は院長紹介でご確認いただけます。
出っ口のセルフチェックはどのように行いますか?
定規を鼻先と顎先に当てたとき、唇が先に定規に触れる場合は口元が出ている状態と見なせるとされています。ただし、これはあくまで参考基準であり、正確な診断は専門医の診察を通じて行われる必要があります。
出っ口矯正術(ASO)とはどのような手術ですか?
出っ口矯正術はASO(anterior segmental osteotomy、前方分節骨切り術)と呼ばれ、顎の前方部分を分割して後方に移動させる手術です。上顎と下顎の歯4本分のスペースを利用して必要な分だけ骨を切除し、突出した歯と歯茎を同時に後方へ移動させます。
歯槽骨矯正はどのように進みますか?
左右の歯を抜歯した後、前方歯槽骨を含む骨を切骨して後方に押し込み、固定する方法です。手術範囲と計画は個人の骨の状態によって異なるため、精密な診断が先行して行われる必要があります。
出っ歯の場合も出っ口手術が必要ですか?
歯の向きだけが前方に傾いている出っ歯の場合は、手術よりも歯列矯正治療の方が適しています。骨の問題か歯の向きの問題かによって治療の方向が異なるため、手術と矯正のどちらが適しているかはカウンセリングを通じて確認することをおすすめします。
笑うときに歯茎が多く見える場合(ガミースマイル)はどのように矯正しますか?
ガミースマイルは上唇の過度な動きが原因である場合です。笑うときに歯茎が1~2mm程度見えるのが適度とされ、それ以上歯茎が露出する場合に矯正を検討します。矯正方法としては、口の中の切開で唇を引き上げる筋肉を切る手術と、ボトックス注射でその筋肉を弱める注射療法があります。それぞれの方法の結果と持続期間には個人差があります。
出っ口手術は麻酔、回復期間、手術範囲など個人ごとに考慮すべき事項が多い手術ですので、ご不明な点はカウンセリング予約よりお問い合わせください。
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本記事は情報提供を目的としたものであり、手術・施術の効果や回復期間には個人差があります。すべての医療行為には副作用が生じる可能性がありますので、専門医と十分にご相談ください。
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